ブダイのカルパッチョ

前菜

先日千葉の館山方面で釣りに行ったときに釣れたブダイを使ったカルパッチョのレシピです。
って、自分で釣ったものじゃないですけどねf^^;
実は釣りの翌日、同居人の友人が遊びに来るので何か作れ!と言われ、本当はシマアジ狙いで行ったのにめぼしい獲物が無かったので友人が釣ったブダイも持ち帰って何か作ろうと思ったのですf^^;
で、オードブルとしてカルパッチョにしてみました。

※アオブダイは毒が有るので食べちゃダメですよ!
実はこのブダイ、夏場は雑食となり個体によってはかなり磯臭く、冬は草食となって臭みが抜けるので冬が旬と言われている魚です。
なのでニンニクなどの香りを効かせた調理法なら合うと思いカルパッチョとポワレを作ってみたのですが両方美味しく出来上がりましたのでとりあえず今回はその第一弾としてカルパッチョのレシピです。

材料(3人分)

栄養価(一人分)

  • カロリー:約73.3Kcal
  • 脂肪分:約5.2g

  1. ブダイ=薄く削ぎ切りにしたもの7切れ
  2. 塩・白胡椒=適量
  3. 【カルパッチョソース】

  4. オリーブオイル=大匙1杯程度
  5. ニンニク(青森産6片種)=1粒
  6. 白胡椒=適量
  7. 白ワインビネガー=大匙半分強
  8. 【飾り野菜】

  9. トマト=適量
  10. レタスなど=適量
  11. カラスミ(無くても可)

使用する塩はパハール岩塩がお勧めです。
カラスミは台湾で購入してきたもので、その店で一番大きなものを購入してきました。
からすみは大きいものの方が美味しいので。

レシピ(調理時間: 下処理: / 計:

  1. ブダイは三枚におろして皮を剝ぎ、血合い骨を抜いて薄く削ぎ切りにしたものの両面に軽く塩胡椒をして冷蔵庫で20分程休ませて置きます。

三枚おろしの仕方は、メジナの三枚おろしと同じですので参考にしてください。
盛り付けに使う皿も一緒に冷蔵庫で冷やしておきましょう。


  1. ニンニクは微塵切りにして、オリーブオイル大匙1杯を入れたフライパンで極弱火でゆっくりと薄い狐色になるまで炒めます。
    時間にして15分程です。
    火を強めて炒めると時間は短縮できますが、ニンニクの嫌な香りが強くなり旨みも引き出せませんので、極弱火で時間を掛けて炒めてください。
    極弱火で時間を掛けて炒めることで、ニンニクの旨みが引き出せる上に上品な香りになります。

  1. にんにくが炒められたらオイルごと荒熱を取り、ある程度冷めたら白ワインビネガーと共にミキサーに掛けて乳化させます。
    ニンニクは粒が残る程度で良いです。
  2. 最後に白胡椒を適量入れて良くかき混ぜて起きます。
    ミキシングのときに一緒に入れてもかまいません。

  1. 冷やしておいた皿の中央に薄く削ぎ切りにしたトマトを花の様に飾り、塩胡椒をして冷やしておいたブダイの身をロールさせて形を整え等間隔に並べます。
  2. ブダイの身の隙間に千切ったレタスを飾り、出来上がったソースをブダイの中央にトッピングしたら残りは野菜の上に掛けます。
  3. 最後に皮をむいたカラスミを250度のオーブントースターで2分ほど炙り、おろし金でおろしながら上に掛ければ出来上がりです。

前記した通りブダイは冬が旬ですが、今回料理したブダイはアタリだったのか全く臭みは無く美味しい個体でカルパッチョも大変美味しく仕上がりました。
しかし少しぐらい磯臭い個体でも、この調理法なら美味しく出来ると思います。
ブダイって見た目はあまり良くないしウロコもメッチャでかいので釣り人には敬遠されがちな魚ですが、かなり美味しい魚です。
もし機会があったらこのレシピをお試しくだされ。
酒好きの相方の友人も気に入ってくれたようです(ちなみに女性ねw)

追記

今回調理したのは普通のブダイで、画像の様に赤茶色をしたものです。
同じブダイの仲間でも、冒頭で記した通りアオブダイは食べてはいけません
アオブダイの筋肉、肝臓、消化管にはパリトキシン様毒と言う毒が有り、誤食すると最悪死に至る場合が有りますのでご注意ください。
このパリトキシン様毒は、煮ても焼いても毒性は消えません。

因みに沖縄で食べられているイラブチャーはアオブダイではありませんのでご安心を。
あれはナンヨウブダイで、アオブダイではありません。
心配でしたら
こちらのサイトで確認するか、本当に不安なら食べない。持ち帰らずに逃がすと言うのが安全かもしれませんね。

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