ソイとハマグリの本格アクアパッツァレシピ動画

先日ソイを使ってアクアパッツァを作りましたので、その時のレシピ動画をUPしました。
ソイやメバル、カサゴやアイナメなどの根魚は早春から初夏に旬を迎え、釣り物としても好まれる魚です。
これらの根魚は濃厚な出汁が良く出るのでアクアパッツァには向いた食材ですので、店頭や釣りなどで入手された方は作ってみては如何でしょう。
とても美味しく出来ますよ!
因みにアクアパッツァをおいしく作るコツは、「魚を丸ごと使う事」「野菜は少なめ」が良いです。
切り身でも出来ますが、丸ごと使った方が骨や頭から良い出汁が出て、より一層美味しくなりますので。


ソイとハマグリのアクアパッツァ レシピ aqua pazza recipe

イタリアンの魚料理の定番、アクアパッツァの作り方です。
魚の下処理から貝の砂抜きも収録しました。
今回はソイとハマグリを使っていますが、メバルやカサゴ、アイナメ、ホウボウなど白身魚なら何でも合います。




Youtubeで見る
宜しければチャンネル登録お願いします♪

材料(2人分

メインディッシュ

栄養価(100g中)

  • カロリー:約89Kcal
  • 脂肪分:約4.49g

  1. ソイ(30cm程度)=2匹
  2. ハマグリ=250g
  3. 水=200cc
  4. 白ワイン=100cc
  5. 塩=適量
  6. ニンニク=1粒
  7. 赤唐辛子=1本
  8. フルーツトマト=9個
  9. ズッキーニ=100g
  10. マッシュルーム=4~5個
  11. 塩漬けケッパー=小さじ2杯程
  12. オリーブの実=5個ぐらい(出来れば黒オリーブ)
  13. EXVオリーブオイル=大匙1杯(調理用)
  14. EXVオリーブオイル=大匙1杯(仕上げ用)
  15. 白胡椒=少々
  16. イタリアンパセリ=適量

アクアパッツァの材料には特に決まりは有りませんので、お好きな具材をお使いください。
ただ、魚は絶対に1匹丸ままを使った方が、頭や骨から良い出汁が出て美味しく仕上がります。
使う魚は白身魚なら他の魚でも良く、貝類もアサリやムール貝、ホンビノスなどでも良いです。

ハマグリやアサリの砂抜き

ハマグリやアサリなどは予め砂抜きをしておきます。
3.4%の塩水を40度に温め、その中にハマグリやアサリを1時間入れて暗い所に置いておけば比較的早く簡単に砂抜きが出来ます。
3.4%の塩水は海水と同じ程度の塩分濃度です。
1リットルの水に34グラムの塩を溶かした量になります。

レシピ(調理時間: 下処理: / 計:

  1. ソイはウロコとエラ、内臓を取って水洗いし、水分を拭き取ったら全体に立て塩をして冷蔵庫で15分ほど休ませます。

立て塩は味付けの為では無く、余分な水分を出して旨みを凝縮させると共に臭みを抜く為の工程です。


立て塩でソイを寝かせている間に野菜の下準備をします

  1. ズッキーニ半分は食べやすい大きさに切り、トマトは洗ってヘタを取り、マッシュルームは軸の汚れを包丁で削いで表面の汚れは濡らして絞った布巾などで軽く拭きながら落とします。
    唐辛子は種を取り、オリーブは輪切り、ニンニクは包丁の腹で潰します。

※マッシュルームは水洗いしないでください。味も香りも抜けてしまいます。


野菜の下準備が終わったらソイを冷蔵庫から出します。

  1. 冷蔵庫から出したソイは、キッチンペーパーで押さえるようにして表面の水分を拭き取ります。
  2. 拭き取ったら、火が通りやすくする為両面に切り込みを入れます。
  3. 切り込みを入れたら下味の為、全体に塩を塗します。

  1. フライパンやソテーパンにオリーブオイルと潰したニンニクを入れて中火にします。

  1. ニンニクの香りがオリーブオイルに移ったら下処理をしたソイを画像の向きで入れ、ヘラで押さえつけるようにして表面を焼き固めます。

この向きで入れるのは、後で返して盛り付ける時の向きで調理する為です。
ここで完全に火を通す必要は無いので、皮目に焦げ色が付けば良いです。
また、焼いている途中に魚を動かすと皮が剥がれますので、焦げ色が付くまで動かさないようにしてください。


  1. 3分程で魚の表面に焦げ色が付きますので、返してもう片面を焼きます。
  2. 魚を返して1分程したら、砂抜きをして洗って置いたハマグリを投入し、分量の白ワインと水を入れて蓋をします。
  3. 蓋をして2分程度でハマグリの口が空きますので、煮すぎて硬くならない様、一旦ハマグリだけ取り出しておきます。

  1. ハマグリを取り出したら、イタリアンパセリ以外のすべての材料を入れ、スプーンなどで煮汁をかけながら10分程煮込みます(魚の大きさで時間は前後します)

  1. 仕上がりの1分ほど前にハマグリを戻して味見をし、塩分が足りないようなら塩をして白胡椒少々で味を引き締めます。

  1. 仕上げに使うイタリアンパセリは、手のひらに置いて数回叩いて香りを引き立たせてから微塵切りにします。

  1. 出来上がったら器に盛り付け、仕上げ用のEXVオリーブオイルをかけて微塵切りにしたイタリアンパセリを振りかければ完成です。

因みに盛り付け時の魚の向きをたまに聞かれるのですが、魚のお腹を手前にした時、頭が左向きになるのが正しい向きになります。
これは和食も洋食も基本的に同じです。


ソイとハマグリを使ったアクアパッツァですが、かなり簡単に出来るのにその味はとても美味しいです。
この料理が簡単なのは、元はナポリの漁師料理って事も有り、ナポリの漁師さんは船上で調理するので海水で魚を煮ていたらしいです。
その上船の上は揺れるので、調理時に沸騰した水が跳ねて暴れることから Aqua(水) Pazza(暴れる)、要するにアクアパッツァ(Aqua pazza)と呼ばれるようになったとか。
語源はどうあれ、漁師料理はやはり世界共通「簡単で美味い」物が多いですよね!
釣り物で人気の有るメバルやアイナメなどでも美味しく出来ますので、釣り人にもおすすめ料理です。
彼女や奥さんに作ってあげれば喜ぶと思いますよw

 based on 75 customer reviews

コメントを残す