牛肉とパプリカの黒胡椒炒め
ここの所中華っぽい料理を立て続けに作っていたりします。
「中華っぽい」と言っても、冷蔵庫の余り物で作っている物が殆どですw
レシピには載せてない物も作っているので、そのうちに掲載しますね!
中華料理って、短時間で仕上げるものが多いので、一人で料理を作りながらの撮影って結構難しいんですよねf^^;
と言う訳で、今回のレシピも、冷蔵庫に有った余り物で作った牛肉とパプリカの黒胡椒炒めです。
材料(2人分)
具材
- 牛肉(ステーキ用サーロイン)=150グラム
- 赤パプリカ=1個
- 黄パプリカ=1個
- アスパラガス=2本
- エリンギ=大きめの物1本
下味用調味料
- 紹興酒=大匙2杯
- 醤油=大匙1杯
- ごま油=小さじ2杯
- 片栗粉=大匙1.5杯
合わせ調味料
- 鶏がらスープ=大匙2.5杯
- オイスターソース=大匙1.5杯
- 醤油=小さじ1杯強
- 紹興酒=小さじ1杯程度
- 白ごま=小さじ1.5杯程度
- 黒胡椒(粗挽き)=小さじ2杯強
- カロリー:約257Kcal
- 脂肪分:約19g
レシピ(調理時間: 下処理 計)
- 牛肉は5mm程度の厚さに切って、下味用の調味料(片栗粉以外)に15分ほど漬けておきます。
因みに今回使っている牛肉は、冷凍庫で一枚だけ眠っていたステーキ用の牛サーロインですw
これを作る為に購入するのでしたら、モモ肉か肩ロース辺りが使い易い(切りやすい)かと思います。
食感が変わる程度で味にはそんなに影響は出ないと思います。
- パプリカは軸と種を取り、アスパラは根元から3cm程皮を剥き、肉と同じ程度の大きさに切っておきます。
- エリンギも同じ大きさに縦に切っておきます。
これらの野菜も、たまたま冷蔵庫に有った物ですので、ピーマンとかシイタケ・マイタケなんかも合うと思います。
ピーマンを使う場合肉厚が薄いので、油通しの時間は短めで良いかと思います。
チョットだけ余計な事なのですが・・・
数か月前かな?TVを見ていた時、とある番組で「アスパラは根元側のポキンと折れる所から上を使う」みたいなことを料理人紛いの芸人さんが言っていましたが・・・
そんな使い方をしていては勿体ないです。
切り口を数ミリ切り取り、根元側の硬い部分は「皮の筋」が固いだけですので、根元から3cm程皮を剥けば美味しく召し上がれます。
場合によっては切り取った皮の部分も「出汁」みたいな感じで使う事も有りますので。
アスパラガスは、植物の中でも旨味成分が非常に多い野菜ですから。
と、余計な事を書いてしまいましたが・・・
- 合わせ調味料の材料は全て合わせておきます。
今回使用している鶏ガラスープですが、当サイトではおなじみのフォン・ド・ヴォライユです。
時間が有る時に作って冷凍保存しておくと、洋食から中華、果ては鍋物にだって使えちゃう、ワシの所では割と活躍の場が多い出汁です。
和風のカツオ出汁や昆布出汁の場合は作り置きは出来ませんが、洋食や中華の出汁(フォン)は冷凍保存しても然程変わりはありません。
勿論作り立ての方が美味しいですけどねf^^;
ここからは時間との勝負ですw
- まずは下味をつけた肉ですが、余計な汁は捨ててから片栗粉を塗しておきます。
- まずは野菜から油通しします。
140度程度の温度で、最初は硬い野菜から入れます。
今回はアスパラが一番最初。
次いでパプリカ、エリンギの順に入れ、1分弱程度で引き上げ油を切っておきます。
- 脂の温度を180度弱まで上げ、片栗粉を塗した肉を油通しします。
- 肉が解れる様に混ぜながら1分程度油通ししたら引き上げ、油を切っておきます。
ここからは終始出来る限りの強火で行います
- 合わせ調味料を入れて煮立たせます。
- 油通しした野菜と肉を入れて中華鍋を煽りながら全体に調味料を行き渡らせ、最後に粗挽きにした黒胡椒を入れて更に鍋を煽りながら全体に行き渡らせれば完成です。
この工程は30秒程だと思います。
- 後は器に盛り付ければ出来上がり!
黒胡椒はもっと沢山入れても良かったかな・・・
刺激が強いのがお好みなら、粗挽き黒胡椒は小さじ3杯弱程度入れても良いと思います。
まぁ、その辺りはお好みで!
何はともあれ、余り物でも本格的な中華料理に仕上がりますよ!
因みに油通しの意味なのですが、野菜などの色と食感を良くする為と、味を閉じ込め臭みは抜くと言う効果も有ったりします。
しかも、見た目はかなり油を吸っていそうに思えますが、普通に炒め物をするよりも油通しをした物の方が素材が吸収する油の量は少なかったりしますので、結果として健康にも良いって事にもなりますなw
最近の中国はあまり好きではないですが、中華料理の技法には感心させられたりします。
まぁ、どんな人間にも良い所も有れば悪い所もあるので、どんな国でも良い物は良いって事でf^^;