アルミ鍋の黒ズミ汚れを落とし被膜を作る方法 Remove black stains aluminum pot

アルミの寸胴

アルミの寸胴

我が家でフォンドヴォライユを作ったりパスタを茹でたりドミグラスソースを作ったりと大活躍しているアルミの寸胴ですが、経年劣化もさることながら使用頻度が高いせいも有り、数週間で黒ズミが目立つようになってしまいます。
このアルミ鍋の黒ずみ汚れですが、アルミの鍋は強酸性やアルカリ性に弱い性質が有るので、それを補うために「アルマイト」と言う酸化被膜で覆われていますが、
長年使っていると洗った時に擦れて剥がれたりアルカリ性の食材を煮込んだりするうちにアルマイト被膜が剥がれて痛んだりします。
特に黒ズミの原因はアルカリ食品によりアルミニウムが化学変化を起こし「水酸化アルミニウム」の膜が生成されるために起こります。
体には害が無いのですが、日々の料理はやはり綺麗な調理器具で料理したいですよね!
今回はその黒ずみ汚れの落とし方を紹介いたします。


アルミ鍋の黒ズミ汚れを落とし被膜を作る方法

今回も作業手順を動画で撮りましたので、まずはこちらをご参考にしてみてください。
アルミ鍋の黒ずみは酸で落ちますので、今回はクエン酸を使用しています。
クエン酸の他にレモンやお酢、梅酢やリンゴなどの酸性のつ用食品類でも落とせます。
鍋の大きさで使い分けてください。
間違えてもアルカリ性の重曹や酸素系洗剤は使用してはいけません。
逆効果で余計に黒くなってしまいます。




Youtubeで見る

黒ずみ汚れ落としに用意するもの

アルミ鍋の黒ずみ汚れ

アルミ鍋の黒ずみ汚れ

    黒ずみ落とし用

  1. クエン酸=水1リットルに対し10グラム強
  2. 水=鍋に入る量(今回は7リットル)
  3. 被膜生成用

  4. 生米=一握り(水7リットルの場合)、又は米のとぎ汁
  5. 水=鍋に入る量(今回は7リットル)
  6. その他有ると良い物

  7. 不織布研磨パッド
  8. ボンスター

クエン酸で落ちない場合は、ボンスターや不織布研磨パッドで落とします。
不織布研磨パッドは100円均一ショップなどでも販売されています。

アルミ鍋の黒ずみ汚れを落とす

水とクエン酸を加える

  1. 鍋に水を張り、沸騰してきたらクエン酸を加えます。

動画ではお湯が沸く前に入れてますが、沸騰する頃に入れた方が良いです。
但し、沸騰している所に一気に入れると吹きこぼれますので注意してください。
また、雪平鍋等の小さい鍋でしたらクエン酸以外にもお酢やレモン、リンゴ、梅酢などの酸性の強い食品でも良いです。


クエン酸溶液を20分煮続ける

クエン酸溶液を20分煮続ける

  1. 沸騰したら吹きこぼれないように火を弱め、20分間煮続けます。

中性洗剤でクエン酸を洗い流す

中性洗剤でクエン酸を洗い流す

  1. 20分ほど経過したらクエン酸溶液を廃棄し、中性洗剤で良く洗い流します。

通常でしたらこの段階で綺麗になるのですが、黒ズミが落ちないようでしたらもう一度クエン酸溶液を入れて煮込むか、不織布研磨パッドボンスター等を使って出来るだけ傷にならない様優しく磨き上げてください。
※不織布研磨パッドやボンスターは、あくまで最終手段です

保護被膜を作る

クエン酸や研磨布などで汚れ落としをした直後は保護被膜は完全に無くなっていますので、直ぐに使うとアッと言う間に黒ずんだり白化したりします。
暫く使用しないなら黒ずみを取ったらすぐに乾いた布で拭き上げ数日完全乾燥させれば自然と被膜が出来ますが、直ぐに使いたい場合は強制的に保護被膜を作ってやる必要があります。

水と米を入れて煮込む

水と米を入れて煮込む

  1. 鍋一杯に水を張って沸かし、生米をひと握り入れます

POINT!
今回7リットルの寸胴を使用しているので生米を使用していますが、小さい鍋等の場合は米のとぎ汁で十分です。
7リットルの研ぎ汁は用意できませんでしたので生米を使用していますww


20分吹きこぼれないように煮る

20分吹きこぼれないように煮る

  1. 沸騰して来たら火加減を調整し、吹きこぼれないように20分煮続けます。

米やとぎ汁を入れると泡が立つので、泡は取ってください。


仕上がり

仕上がり

  1. 20分経過したら廃棄して軽く流水で流し、鍋が温かいうちに渇いた布で拭き上げれば完成です。

水分を含んだ米のデンプン質がアルミと化学反応をしてアルマイトの様な保護被膜が生成されます。
POINT!
生米やとぎ汁を流した後は、洗剤で洗う必要はありません。
洗剤で洗ってしまうとせっかくできた被膜が定着する前に落ちてしまいます。
軽く流水で流して、鍋が温かいうちに乾いた布で拭き取って完全乾燥させてください。


アルミの寸胴鍋

アルミの寸胴鍋

一応簡易的な被膜は出来ていますが、あくまでも簡易被膜ですので購入当時のアルマイトの様な耐久性は有りません。
ですが定期的なメンテナンスをしてやる事で長く使う事が出来ますので、マメに手入れをしてあげましょう。

持論ではありますが、料理って作る人の料理に対する愛情、召し上がる人との見えない対話、そして調理器具に対する愛情ってのも必要だと思うんですよね。
ワシの知る限り、美味しいお店の料理人の方々は全員、調理器具はしっかり手入れされてますしね。
てなわけで、きれいになった寸胴鍋、また美味しい料理を作ってくれることでしょう。

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