ローストスモークチキン
今年のクリスマスは先日作ったビーフシチューで終わりにするつもりだったのだけど、同居人が「毎年ローストチキン食ってるから、やっぱりチキンも食いたい!」と、モモ肉を買ってきたw
その上、「燻製したらもっと美味しいよね?」等と言い出したので、ローストした後に燻製してみましたw
ただ焼いて燻製するだけじゃつまらないので、思いっきりジューシーになるように、塩水に漬け込んでから焼いています。
鶏肉やターキーなどは、オーブンで焼いているうちに水分が失われパサパサになりがちですが、塩水に漬け込むことで下味もつく上に、塩分が筋繊維に入り込み水分を保持する役目も果たすのでジューシーに焼きあがります。
今回のは丸鶏ではないので、一般のご家庭でも作りやすいかと思います。
材料(2人分)
- カロリー:約768Kcal
- 脂肪分:約58.3g
- 鶏モモ肉=2本
- 塩・黒胡椒=適量
- ニンニク(青森産6片種)=1粒
- オリーブオイル=適量
- 食塩水(塩分濃度2%)=肉が浸かる分量
- 燻製用サクラかナラのチップ=適量
レシピ(調理時間: 下処理 計)
- 鶏モモ肉は2%の塩分濃度の食塩水に8時間ほど漬け込みます。
塩分濃度2%は水1リトルに対し塩を20グラム溶かしたものが塩分濃度が凡そ2%の食塩水になります。
塩分濃度がこれ以上濃すぎると塩辛くなりすぎます。
また、漬け込み時間は凡そ8時間って事で、朝仕事に出かける前に漬け込み、帰宅してから焼けば良いぐらいのアバウトな時間です。
- 8時間ほど漬け込んだ肉を取り出し、表面の水分をキッチンペーパーなどで拭き取ってから、半分に切ったニンニクで表面を擦りニンニクの香りを移します。
ニンニクはまた後ほど使うので捨てないでください
- ニンニクを擦りつけたら塩胡椒をします。
「塩胡椒」と書くと、どうしても塩から振りがちですが、胡椒から振ったほうが良いです。
理由は、塩からしてしまうと他の香辛料の香りが移りにくくなるからです。
まぁ、どちらでも良いですけどねf^^;
豆知識位に覚えておくと良いでしょう。
- オリーブオイル適量に、摩り下ろしたニンニクと塩、胡椒を入れて混ぜた物を、鶏の皮の面に刷毛で塗ります。
これは香り付けの意味も有りますが、焼き色をきれいにする為と皮を裂け難くする為でもありますので必ず行ってください。
- 後は250度に予熱したオーブンで25分から30分焼き上げます。
途中10分置きに、刷毛でニンニク塩胡椒を溶いたオリーブオイルを塗ります。
- この位まで色付いたら焼き上がりです。
※この時点では未だ完全に中まで火は通っていません
足の部分についているタコ糸は、この後燻製器にぶら下げるために付けました。
燻製器についていた金具なくしちゃったものでf^^;
- ローストした鶏モモ肉を画像のように吊り下げて燻製します。
燻製時間は30分で、燻製庫内の温度が70度から80度になるように調整してください。
温度を上げすぎると煙がモクモク出て燻し過ぎエグミが出ますので、煙が出すぎないように注意します。
使用している燻製器は新富士バーナー(SOTO) いぶし処 スモークスターターキットと言う折りたたみ式の簡易燻製器です。
安いし折りたためるので結構重宝します。
- 30分燻製したら出来上がりです。
メチャクチャジューシーで、程好く燻製されたローストチキンの香りがたまらない美味しいローストチキンに仕上がります。
ローストチキンと鶏肉のハムの良い所取りをしたような料理です。
今まで何度もローストチキンを作ってきましたが、その中でも一番美味しいかもしれません。
焼き時間も丸鶏から比べたら短くて済むし、次回からは鶏モモだけでよいかな(笑)
見た目は丸鶏のローストチキンのほうが豪華に見えるんだけどねぇ
2015年のクリスマスはもう終わっちゃうけど、来年のクリスマスにでもお試しくだされ~