先日長野に行った時に、高麗人参（朝鮮人参）を売っているのが目に留まり何となく購入してきました。
高麗人参と言えば参鶏湯！と言うかそれしか頭に浮かびませんでしたが･･･f^^;
早速そいつを使って作ってみました。
ちなみにサムゲタンは夏の料理だそうで、夏バテ防止や疲労回復の為に食べるのだそうです。
日本で言うウナギの蒲焼的な食べ物ですな！
そう言えばこのサイト、韓国料理のカテゴリー作ってないので、中華料理のカテゴリーに入れちゃいましたが･･･
韓国料理ってそんなに作らないのでまぁ良いかぁ～f^^;

材料（3人分）

1. 丸鶏＝1羽（今回のは1.5Kg）
2. 高麗人参（生）＝3本
3. ニンニク（青森産6片種）＝8粒
4. 生姜＝15グラム程度
5. 大棗（ナツメ）＝10粒程度
6. 松の実＝適量
7. クコの実＝適量
8. 餅米＝1.2合
9. 出汁昆布＝5cm角程度
10. 塩＝味を見ながら適量
11. 水＝1.5リットル強

（鶏肉がヒタヒタになる程度）

12. 小葱＝適量

1. もち米を軽く研いでザルにあけて水気を切っておきます。
   長時間鶏のお腹に入れて煮るので一晩水に漬けたりしなくてよいです。

2. 先ずは漢方薬の類を煮出してスープの元となる物を作ります。
   高麗人参3本、大棗8粒、クコの実適量、潰したニンニク6粒、生姜15グラム程度を水1.5リットルを張った鍋に入れて中火にし、煮立ってきたら弱火にして1時間程煮出します。

ちなみに漢方薬屋さんなどで、サムゲタン用の漢方を売っている所もありますので、一つずつ買うのが面倒な方はそう言うところを探してみてください。
ちなみにワシの近所にはありませんでしたf^^;
ネットで探したら漢方草｜参鶏湯用 漢方材料(1袋70g 3～4人前なんてのも有りましたよ！

3. 漢方材料を煮出している間に、丸鳥の表面とお腹をきれいに洗います。
   特にお腹の中は内臓や血管などが残っている場合がありますので良く洗ってください。
4. よく洗って水気を拭き取ったら、お腹の中に餅米、大棗数粒、松の実適量、クコの実少々を混ぜ合わせたものをスプーン等を使って詰め込みます。
   1.5Kgの丸鳥の場合、このレシピの分量で丁度良いと思います。

栗などを入れるレシピもありますが、面倒なので今回は省略ｗ

5. 材料を詰めたら、タコ糸で縫いつけます。

6. 首の方の穴もタコ糸で縫い付けます。
   おしり側も首側も、ある程度しっかり縫い付けてください。

7. 漢方材料を1時間程に出した鍋に、お腹に餅米を詰めた丸鶏を入れ、鶏がはみ出るようでしたら、鶏がヒタヒタに浸かるまで水を足し弱火で7時間煮込みます。
   3時間程度煮込めば食べられるようにはなるのですが、出来れば軟骨が食べられる程度まで柔らかくしたかったので今回は時間を掛けて煮込みます。
   材料の所にも書きましたが、本来は卵を産めるようになる前位の若鶏（800グラム程度）の物を使用すれば、骨が細いので10時間程度煮込むことで骨まで食べられる様になります。

8. 7時間経過したら土鍋にスープだけを入れて中火にし、塩で味付けをします。
   この辺りは好みの味付けにしてください。
9. スープの味が決まったらタコ糸を外した鶏を土鍋に移し、一旦蓋をして20分ほど中火で炊き上げます。
10. 最後に輪切りにした小葱をちりばめれば完成です！

今回、クコの実と棗を入れすぎたので若干赤い色になっていますが、大棗には消化器官を補修する働きがあり、クコの実はコラーゲン生成促進効果があるので、コラーゲンタップリの丸鶏料理にはうってつけで、その上美容効果も高い食材だったりしますのでチョット位多くても良いですわな♪
高麗人参は循環器系に良く、ニンニクは生活習慣病の予防や疲労回復、生姜は免疫力の促進などなど、サムゲタンには色々な効能もある上に美味しいと言うおまけつきｗ
時間は掛かるけど、普段健康を気にせず食生活をしている方にも良いと思いますよ♪