ワラビそうめん

前菜

岩手県の西和賀で採れる、「通称西ワラビ」を使ったワラビそうめんのレシピです。
素麵と言っても、ワラビに片栗粉の衣を纏わせて素麺に見立てたものとなります。
今回使っている西ワラビは、先日
西和賀に岩魚釣りに行った時に採取したものとなります。
西ワラビのネットリとした食感と、表面の片栗粉のツルンとした食感に、とろみを付けた和風だしをかけ冷やして召し上がる清涼感の有る和食となります。

材料(2人分)

栄養価(1人分)

  • カロリー:約90.5Kcal
  • 脂肪分:約0.05g

灰汁抜きをしたワラビ=4本 / 片栗粉=適量

八方出汁
昆布とカツオの合わせ出汁=50cc程 / 純米酒=5cc程度 / 本みりん=5cc程度 / 薄口醤油=適量 / 水溶き片栗粉=適量

その他準備するもの
大きめの鍋に沸騰したお湯 / 氷水

今回使用している調味料類
本みりん=白扇酒造製 福来純 三年熟成本みりん
薄口醤油=本醸造 遠州栄うすくち醤油
純米酒=樽平酒造 住吉 金

レシピ(調理時間: 下処理 調理時間合計

  1. ワラビは予め灰汁抜きしておきます。
    灰汁抜き手順は木灰を使ったワラビゼンマイのアク抜きをご参照ください
  2. 灰汁抜きしたワラビを流水で洗い、表面の水気を軽く切っておきます
  3. 片栗粉は篩にかけておきます

  1. 軽く表面の水気を切ったワラビの全体に、片栗粉を満遍なく塗します。

  1. 表面に片栗粉を塗したら、お湯の沸騰した鍋に入れて1分ほど茹でます。

  1. 凡そ1分間茹でたワラビを氷水に入れて冷やします。

「4」~「6」までを3回繰り返すと、ワラビの表面に片栗粉の膜が出来ます。
思ったように表面が覆われない様なら、もう数回繰り返してください。


  1. 八方出汁を作り、最後に水溶き片栗粉でトロミを付けます。

八方出汁の作り方は、破竹筍の土佐煮の出汁の取り方と、夏の鎌倉野菜と茄の揚げ浸しを参照してください。
カツオと昆布の合わせ出汁は多めに作って、その中の一部を使ってください。
合わせ出汁の残りは、ちょっと贅沢ですが、味噌汁にでもお使いください。


  1. 出来上がったワラビそうめんを器に盛り付け、出来上がったあんかけの八方出汁を回しかければ出来上がりです。

見た目が地味なので彩にウルイを枕代わりに使っていますが、お好きな感じで盛りつければ宜しいかと。
本当はワラビが一本乗る大きさの長細い皿が有れば良いのですが、ワシの自宅にはありませんのでこのような形にしましたw

因みにこの料理は、数年前に湯川温泉 四季彩の宿 ふる里さんのディナーの中の一皿で、作り方が気になり教えていただいた物です。
前記しましたが、西ワラビのネットリした食感と、片栗粉でコーティングされた表面のツルッと感は、何とも言えぬ食感です。
まぁ、太さから言うと素麺と言うよりは饂飩ですがねf^^;
普通の蕨の食べ方だけでは飽きてしまうと思いますので、たまにはこのような一品でも如何でしょうか?

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