本格国産松茸で作るマツタケご飯のレシピ(炊飯器編)
季節は実りの秋。
ワシの場合、日本の秋と言えば一番最初に思い出すのが松茸だったりします。
最近は国産以外にも色々な国から松茸が入るようになって来ましたが、やはり外国産は所詮外国産。
味も香りもかなり落ちます。
国産なら丹波産がとても美味しいのですが、高価すぎてまだ一度しか口にした事がありませんf^^;
小さめのツボミ一本で2万円ほどしますから…
と言う訳で今回使用したのは岩手産の松茸で傘の開きかけた大きいものを購入しました。
傘が開きかけた物の方が香りが強く出るのですわ。
で、今回はもち米も使用しているので正確に言うと「松茸おこわ」
もち米を使わなくとも作り方は一緒ですのでご参考までに。
材料(3合分)
- カロリー:約114Kcal
- 脂肪分:約0.1g
- 松茸=150グラム
- もち米=1.5合
- 白米=1.5合
- 昆布出汁=500cc
- 本醸造 遠州栄うすくち醤油=大匙1.5杯
- 旭富士 手造り本みりん=大匙1.5杯
- 極上住吉 銀 特別純米酒 辛口大匙1.5杯
- 水=1リットル
- 羅臼昆布 1等級=15cm角x2枚
【出汁(昆布出汁)】
濃い味が好きな方は、うすくち醤油と本みりんを大匙2杯ずつで良いと思います。
レシピ(調理時間: 下処理: / 計:)
もち米の下処理
- もち米1.5合を良く研いで、一晩水に漬けておきます。
今回、白米ともち米は1:1にしていますが、割合は好みで変えてください。
当然もち米100%でも良いです。
白米100%の場合はこの工程は省略
昆布出汁をとる
- 昆布の表面は固く絞った布巾でたたくようにしてゴミを落とします。
- 鍋に水1リットルを張り、昆布を入れて30分ほど放置後に極弱火にし、鍋底に湯玉(気泡)が出来てから30分ほどしたら火を止めます。
昆布を入れたら絶対に沸騰させないでください。70度を超えると海藻臭さが出てしまいます
今回使用した昆布は羅臼昆布 1等級を、ためしてガッテンでやっていた方法で熟成したものを使用しています。
本当は昆布屋さんでちゃんと熟成したものを使いたいのですが、個人に少量を売ってくれませんのでf^^;
ちなみにこのレシピで昆布出汁を1リットル分作っていますが、残りで松茸の土瓶蒸しと松茸の茶碗蒸しを作りました。
松茸の下処理
- 松茸は固く絞った布巾で表面の汚れを軽くなでるように拭き取ります。
絶対に水洗いしないでください
水洗いしてしまうと香りが飛んでしまいます。 - 表面の汚れを取ったら、石突(画像の赤矢印の部分)を鉛筆を削る感じで砂の付いた硬い部分を薄くそぎ落とします。
松茸おこわを炊く
- 白米を良く研いで水に30分漬けて置き、その後一晩水に漬けておいたもち米も同時にザルに開けて水分を切っておきます。
- 水気を切った白米ともち米を混ぜ合わせて炊飯器に入れ、昆布出汁500ccにうすくち醤油・本みりん・純米酒を各大匙1.5杯を合わせた物を入れ、最後に適当な大きさに切った松茸を入れて炊きます。
最近の炊飯器なら「おこわ」とか「炊き込みご飯」のメニューがあるのでそれを利用しましょう。
ちなみに松茸は、小さなものなら包丁で切るより手で裂いた方が香りが立ちます。
炊き上がったら15分以上そのまま蒸らせば出来上がりです。
ミツバでもあれば適当に切って上に乗せれば見た目ももっと良くなります。
今回は純粋に松茸の香りを楽しみたかったので飾っていませんがf^^;
ちなみにこのレシピは松茸の香り重視ですので味は若干薄味になります。
濃い味が好みの方は、うすくち醤油と本みりんの分量を多くしてください。
(増やした分は昆布出汁を少なくしてください)
そうそう、たまに勘違いしている方がいらっしゃいますが、薄口醤油の方が塩分は濃いのですよ!
今回ご飯にあまり濃い色を付けたくないから薄口醤油を使用していますが、味を薄くしたいからって訳じゃありませんからね!
秋に松茸料理を食べると、「日本人だなぁ」と感じてしまいまうのは歳をとったせいだろうか(苦笑)
ま、他の国の方は松茸は「臭いキノコ」と言って食べる習慣が無いそうですが・・・
つうか、外国産の松茸は日本人のワシが食っても「臭いキノコ」にしか感じないです(笑)
同じ種類でも違うものなんでしょうなぁ。
昨年試しに外国産の松茸を数種類食べてみましたが、特に中国産の松茸なんて獣臭くて食えたものじゃなかったですからねぇ。。。
丹波産の松茸食いたいなぁ…
もっと仕事しなきゃ_| ̄|○ガクリ